WISHくん～あなたのお願い事・絵や詩にします～

作家：ドン・カ・ジョンの活動

ドン・カ・ジョン氏　（江南市「予約席」より）

「ドン・カ・ジョン」氏は、毎年精力的に個展を開いている画家であり、ミュージシャンです。

温かで可愛くて、童話の世界の中にいるような絵や詩を大好きなファンは全国に多くいます。

実は小牧市に在住の日本人の作家なんです。
ドン・カ・ジョンという名前の由来は、
北原白秋の幼少の頃のニックネーム「トンカ・ジョン」をもじったもの、
　「トンカ・ジョン」とは、福岡県・柳河の方言で、「大きな坊ちゃん」という意味だそうです。

「一粒の種がやがて大きな森になる」

専用ポストにハガキを投函します（詳細は後述）

ドン・カ・ジョン氏の活動のひとつである「WISHくん」「WISHくん展」は、すでに１０周年を迎えたライフワークです。

その活動とは？
一般の人の願い事を絵や詩にしてギャラリーに展示後、願い事を書いた本人にその作品（ハガキ）を郵送でお届けするものです。

皆さんの願い事って何ですか？
ドンさんが描いた願い事は、なんと！？
この１０年で７０００通以上だそうです。
様々な願い事がドンさんによって、形になりました。

記者も「自分の願い事って何だろう？」と考えてみたのですが、意外と思いつきません。
有り難いことに健康です。有り難いことに周囲の人に恵まれています。有り難いことに何とか暮らしていける生活力があります。野心もないし、壮大な夢もありません。

願い事を考えることで、自分の生き方を考えるような気がします。

でも、ドンさんは「そんな難しく考える必要はないんですよ。神社で神様にお祈りするような、そんな感覚でいいんです」とおっしゃいます。

ドンさんからお聞きした数々の願い事エピソードは、記者に「驚き」と「笑い」と、「ちょっぴり涙」をもたらしました。

例えば・・・・・・
ある年「たった一人の大切な人とめぐり逢えますように」と願い事がきました。
どうやらその願い事がかなったらしく、次の年に届いた願い事は「大切な人と一緒に暮らせますように」と変わったそうです。
遠距離恋愛だった二人は北から南から、名古屋に訪れて「WISHくん展」で久しぶりに逢ったそうです。（ドンさんにも会いにきてくれたそうです）
そのカップルが現在、どうなったのかはわからないそうですが、きっと幸せにしているだろうと想像できます。だってその後に願い事は届いていないのですから。

宛先を自分にせず、恋人宛にして「僕と結婚してください」とプロボーズに使われたこともあるそうです。

２０１２年には東日本大震災・被災者の方のお願い事を絵にした「復興WISHくん」を手がけられたそうです。

様々な願い事には時代や世相や災害が反映されるようです。

興味をもったあなたに、ドンさんに願い事を書いていただく方法をご案内します♪

近くに専用ポストが置いてあるお店がある（お店はドンさんのＨＰで確認可能 →ホームページ　）	近くに専用ポストが置いてあるお店がない
<１>お店でハガキを購入（１枚１０００円）	<１>無地のハガキの切手面に郵便番号・住所・氏名・願い事（ひとつ）を記入
<２>切手の面に郵便番号・住所・氏名・願い事（ひとつ）を記入	<２>封筒に入れて送付送り先：〒４８５－００３９小牧市外堀２－３６　office月が休むところ宛
<３>表面にドンさんが願い事から得たインスピレーションで絵と詩を描きます。その作品群は来年４月にギャラリー展示。その後にドンさんが切手を貼って皆さんにお届け	<３>１週間後に１０００円郵便お振込み（手数料はご負担願います) 口座：口座記号00980　9　口座番号150876 加入者名：ドン・カ・ジョン
<４>一部の作品とお願い事は本などに掲載	<４>　左記<３>と<４>と同様

今年はすでに全国にて、すでに１０００枚近くとなっているため１２/８に締め切りだそうです。
郵便の場合は１２月８日消印有効！
ただし、一部の場所（＊）では１２月２５日まで受付されています。
＊開催中あるいは今後の展覧会場／東京・ギャラリーｋｉｓｓａさん、北名古屋・ｈａｉｒｈｏｐｐｅさん、北名古屋・江口珈琲さんでは、２５日クリスマスまで引き続き募集

★ギャラリ-展示について★
２０１７年４月１８日（火）～２３（日）
名古屋市民ギャラリー矢田にて展示
住所：名古屋市東区大幸南1丁目1番１０号
電話：０５２－７１９－０４３０

自分の願い事を探すのも楽しいドキドキ感を味わえます♪

★一部の作品は絵本に掲載され販売されます★

念のために申しますが、「願い事をかなえる」わけではありません

ドンさんは言います。
「ハガキで届くのがいいんです。時間をかけて作家の手元に願いが届き、作家が絵と詩を書き、ギャラリーに展示されて、そして郵便配達の方の手を経て作品が届くことが」

「好きな絵を描いて誰かのためになる。誰かが少しでも幸せになるのなら続けます」と語った、ドンさんの顔こそ本当に幸せそうでした。