離婚を考えたとき、夫婦だけで話し合って離婚できればいいのですが、なかなかそう簡単にはいきません。

中には、弁護士に依頼し、自分の代理人として相手と交渉してもらったり、調停や裁判といった家裁での手続きをふまなければいけない人もいます。

そんなときに重要になってくるのが弁護士選びです。

というのも、当センターにご相談に来る方からよく聞かれるのが、以下のような弁護士への不満です。

・自分の話を聞いてくれない
・弁護士が何を考えているか分からない
・忙しすぎて連絡が取れない
・遅々として進めてくれない

どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。

一番の理由は、弁護士が依頼者とのコミュニケーションを重視していないことにあります。

ほとんどの弁護士は「依頼者の利益のために」弁護活動をするとＨＰなどに書いています。
しかし、依頼者の利益が何なのか、つきつめて考えていない人が多いように思います。

弁護士は、法律を駆使して金銭的メリットが一番になるように弁護することが依頼者の利益になると考えがちです。そのため、最初にヒアリングをしておけば、その後の依頼者とのコミュニケーションはおろそかにしがちです。

また、弁護士の言っている意味が分からないとか、どうしてそういう結論になるのか説明してほしいと感じる場面も多々あります。

というのも、弁護士の頭の中では１から１０までがつながっているのですが、口では１０しか説明しないので、それだけ聞いても分からないのです。

普通であれば、「お金を払ってサービスを受けているのだから、疑問点は聞いて当たり前」と考えられるのですが、弁護士の場合、なぜかお金を支払っている当事者の方が弁護士に気を遣っていたりして、「なぜ〇〇になるのですか」、「これはどうですか」と積極的にコミュニケーションをすることを躊躇してしまうのです。

弁護士は高額な費用を支払うサービスですので、依頼する際には、きちんとコミュニケーションを取ってくれる弁護士かどうか、しっかりと確認してから依頼しましょう。
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