15年以上付き合いのあるイタリアのトロフィー屋さんに行くと、いつも店の中に入るなり、店主が出てきて「チャオ!!師範!!元気!!」、「今回はこのトロフィーがおすすめだよ!!」とニコニコしながら新作のトロフィーを見せてくれます。
トロフィー屋に限らず、イタリアではコピー屋にしろ、文房具屋にしろ、青空市場の野菜屋、魚屋にしろみんな私の顔を覚えていてくれます。
このようなコミュニケーションはデジタル社会では徐々に少なくなってきています。
漫画の「ワンピース」には素敵なフレーズが沢山あるが中でも私が一番好きな言葉は16巻の145話「受け継がれる意志」の中で医者のヒルルクがはなった言葉です。
人はいつ死ぬと思う…?
心臓を銃で撃ち抜かれた時……違う。
猛毒のキノコスープを飲んだ時……違う!!
人に忘れられた時さ…!!!
イタリアでは、人間関係を非常に大切にしています。
日本も震災以降「絆」の大切さを感じた人は多いと思います。
しかし、冷静に考えてみるとわざわざ「絆」を持ち出さないといけないくらい日本の人間関係は希薄になっていたのではないでしょうか。
今は、サイトで価格を比較し、あとはオンラインで注文し、配達されるのを待つ。
確かに早くて便利ですが、会話も無く目的のものだけがパソコンで購入ボタンを押すだけで届く時代、この弊害は大きいと思います。
今の若いご夫婦は、小さい頃からすで携帯電話を持っていた世代です。文字によるコミュニケーションに対してスピードも早いし、抵抗もありません。
しかし、こうした環境下で育ったお父さんお母さんは言葉ではなく文字によるコミュニケーションが主流というデータがあります。
子供がお母さんに一生懸命喋りかけているのに、子供に生返事をして携帯から目を離さず、メールを打ち込んでいる状況をよく見かけます。
またある若いお父さんは、メールの途中で子供が「お父さん、お腹すいた・・」というと、携帯から目をそらすことなく、手提げの中をかき回し、「ん・・」といってお菓子を渡します。
子供の顔など見てもいません。
文字によるコミュニケーションは確かに早くて便利ですがとても無機質で、残念ながら人のぬくもりを感じられません。会話というコミュニケーションには相手の話に対して必ず喜怒哀楽の表情が伴います。
これは人間関係を構築するためにとても大切なことです。
目を見て話さない、会話よりも携帯のショートメッセージ、こんなコミュニケーションが主流になっていることと、今の子が名前を呼んでも返事をしないということに大きな相関関係があると思います。
私の道場では空手の稽古以前に大きな返事、気持ちのいい挨拶が出来ることが大切であることを教えています。
携帯がないと不安を感じる方
お子さんとの関係がうまくいってない方
是非、道場に体験にいらしてください。
空手の稽古を通して今まで自分と変われるきっかけを見つけられると思います。
体験は無料です。
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